No.66 レクサス RX ヘッドライト修理
RXのヘッドライト修理をご依頼いただきました!
レクサス RX のヘッドライトは入手困難?
オークションサイトなどを探してみたところ、レンズ内への水入りや今回の修理と同じようにステーが割れてるもので片側5万円くらいで出品されているものがありました。
タイミングが良ければ、損傷のない新車外しのようなヘッドライトもあると思いますが、オークションサイトではタイミングや破損の有無など自分が必要な時に欲しい状態のヘッドライトがないというのが難しい所ですね。
お客様からのお問い合わせでも、オークションサイトの画像をいただき「修理できる?」というご質問をいただくこともあります。
今回の破損状況 (破損4箇所)
左右とも同じステーが破損している
真正面からの衝撃でないと、左右とも同じように割れることは考えにくいためこのステーは衝撃を受けた際、折れるように設計してあるのかもしれません。
上記のブログで少し触れていますので、お時間のある際にご覧いただけると嬉しいです。
ハウジングも割れている
ステーの付け根側、ハウジング部分も割れていることがわかります。
ハウジングの割れは水入りの原因になりかねないので、丁寧に修理する必要があります。
修理前後の比較写真
ステーがピッタリ合うことばかりではないのが事故にあったヘッドライトです。
事故の衝撃やレッカー輸送、工場への入庫など車を動かすタイミングでステーの欠片が紛失してしまうことがあります。
形状や部位にもよりますが、上の画像のように再現することもできますのでお写真を添えてご相談ください。
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修理①
今回のステーは割れているだけでなく、中央のリブの上部がなくなってしまっています。
黄色の丸印で示した通り、ハウジング側の跡とステーに残されたリブを繋ぎ合わせて製作し、元の形状になるよう整形しました。
また、赤色の丸印の箇所の穴あきも欠片がなくなっていました。
こちらは曲面であるため、平面を作成したあとで両隣の面がなだらかに交わるよう正常な部分とアールを比べながら作業を進めました。
修理②
こちらのステーも、先ほどと同様に中央部とハウジングの穴あきという2段階の修理が必要でした。
ただくっつけるだけでなく、角度や長さがずれないよう丁寧に溶接して整形しました。
修理③
両サイドにはリブがありアールのついた傾斜および突き出た丸穴(ネジ穴)があるため、整形時の切削がしにくい部位の破損でした。
正確な範囲での溶接と丁寧な整形を行いました。
修理④
レンズの取り付けクリップ部と近いため、熱の影響が出ないよう注意しながら溶接を行いました。
また、修理③と同様に切削しにくい部位だったため丁寧に作業を進めました。
お預かりからお戻しまで
ご相談から、お受け取り、作業、返送までおおよそ1週間でした。
丸イへは LINE または お問い合わせフォーム からお気軽にご相談ください。
鈑金修理中のお車からヘッドライトをお預かりすることもあります。
日数や郵送方法などもお気軽にご相談ください。
ご依頼は車のプロじゃなくても大丈夫
丸イへご依頼いただく作業の1/3ほどは一般ユーザー様です。
また、ユーザー様のご紹介で入庫先の工場からご依頼いただくことも増えてきました。
他にも輸送中の思わぬ破損、輸送事故など運送・輸送業者様からもお問い合わせいただいております。
弊社は岐阜県岐阜市にありますが、全国から郵送にて修理を承っております。お気軽にお問い合わせください。
中古品が入手できない、そんな時には丸イの溶接修理もぜひご検討いただけますと幸いです。
写真を添えてご相談いただければ、私が破損状況を確認してお答えします!
プラスチック・樹脂パーツの修理は丸イへご相談ください!
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いずれもお写真だけでお見積りが可能ですので、お気軽にご相談ください!
破損箇所の撮影方法については こちら のページをご確認いただけますとスムーズです。
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