ホンダ XR250R 樹脂製燃料タンク亀裂 溶接修理

XR250Rの燃料タンクをお預かりしました。

XR250R 燃料タンクお預かりまでの経緯

実はこのバイク、一度ご相談をいただいていたのですが修理を見送るとご連絡をいただいていました。

お客様自身で溶接修理を試みたそうなのですが、巣穴ができてしまいガソリン漏れが再発したため、改めてご依頼をいただきました。

初めてご相談いただいた時の亀裂の状態

お客様がご自身で溶接修理を実施

お預かりした時点でのタンクは巣穴ができているだけでなく、溶接部の表面がボコボコと浮いていました。
このことから、母材(燃料タンク本体)に溶接ロッドがしっかり溶け込んでいないということがよくわかります。

お客様は樹脂溶接に関する情報から、樹脂ロッドを購入されて溶接を試みたそうです。
しかし、樹脂溶接には適切なロッドを選択することはもちろん、温度管理や溶接深さなどの条件が重要です。
今回のように特に液体と接するような部分では、隙間から容易に漏れ出してしまいます。

付着した樹脂素材(修理剤)の除去を行い、改めて溶接修理

溶接修理では、母材と溶接ロッドがしっかりと溶け合うことが大切です。
先述のもあるように、ガソリンのような液体が使用される部位では特にしっかり溶け合っていないと容易に漏れ出してきます。

再修理でお預かりした際のポイントは

お客様が加工(削るなど)した部位の深さや形、範囲を確認することや、使用した溶接ロッドを全て取り除く必要があります。
使用された溶接ロッドを全て取り除き、改めて溶接作業を進めます。

巣穴の確認などのため、赤ではなく白(透明)なロッドを使用しました。
表面を整え、完成です。

燃料タンクは交換でなく修理が増えています

国産車では日産のシルビアスカイラインGT-Rラシーン
輸入車ではポルシェボクスターボルボ940の修理をご依頼いただいております。
二輪ではホンダXR70RXR250RXR600Rなどをご依頼いただきました。

今後もブログでご紹介いたしますので、修理をご検討されている方はぜひご覧ください。

ご依頼は車のプロじゃなくても大丈夫

丸イへご依頼いただく作業の1/3ほどは一般ユーザー様です。
また、ユーザー様のご紹介で入庫先の工場からご依頼いただくことも増えてきました。
他にも輸送中の思わぬ破損、輸送事故など運送・輸送業者様からもお問い合わせいただいております。

弊社は岐阜県岐阜市にありますが、全国から郵送にて修理を承っております。お気軽にお問い合わせください。

中古品が入手できない、そんな時には丸イの溶接修理もぜひご検討いただけますと幸いです。

佐藤

写真を添えてご相談いただければ、私が破損状況を確認してお答えします!

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