No.76 BNR32 センターコンソールボックス 穴あき・位置決めリブ折れ 溶接修理 日産・スカイラインGT-R
BNR32のセンターコンソールボックス
もちろん新品は入手できない
1989年8月 - 1994年12月に販売されていた日産・スカイラインGT-R(3代目)BNR32型(リンク:Wikipedia)
もちろん現在は部品の供給などもなく、中古部品も少なくなってきています。
今回の破損状況 (穴あき、位置決めリブ折れ)
破損① コンソールボックス内の穴あき
運転席から見て、左前側の角に穴が空いています。
溶接で穴を埋める作業となりますが、薄いコンソールボックスでは歪みや熱の影響が大きく出現する可能性がありました。
今回の修理では熱による歪みや、色味の違いの発生についてお客様へ事前にリスクのご説明をしておりました。
色味の違いとは、母材となるセンターコンソールボックスと溶接ロッドの色味の違いをいいます。同じ素材どうしで「黒」と言っても灰色に近い黒なのか真っ黒なのかで仕上がりは全く異なります。
黒以外のロッドで修理した事例はこちら
内装部品は(蓋はありますが)常に見える場所であるため、特にしっかりお客様と相談ののち作業開始となります。
破損② 位置決めリブ折れ
コンソール裏面を確認すると、位置決めのリブが左右2本ありました。
取り外しなどの際に力が加わったのでしょうか、根本から剥がれるように折れているのがわかります。
こちらの修理では、コンソールボックス表面への熱の影響でシボ目が消失してしまったり、テカテカしてしまう可能性などのリスクをお伝えしておりました。
穴あき、位置決めリブ折れの修理 (写真7枚)
修理① コンソールボックスの穴あきを埋める
溶接修理によるの熱の影響を最大限に抑え、歪みの発生回避できました。
コンソールボックス本体と溶接ロッドの色味など、いかがでしょうか。
修理② 位置決めリブを立て直す
コンソールボックス裏面の位置決めリブは、直径が6.0mmで底まで中空になっていました。
根本はテーパーになっておらず、取り外しなどで斜めに引っ張ってしまうと折れてしまいそうです。
赤い矢印の部分、黒い色が濃いのがわかると思います。
ここは溶接で土台を建て、根本をより頑丈に仕上げました。
溶接部分の裏側 (パーツの表面側・車内の見える側) への熱も最小限に抑えられ、シボ目に影響することなく仕上げることができました。
実際に発生する可能性が低いことであっても、まずはリスクのご説明をいたしております。
今回のような内装部品では「修理したけどやっぱり気になる」ということが発生しないよう、考えられることは全てお話しし、お客様のご要望にあった修理ができるよう努めております。
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