【3Dプリント製作】安川電機製 インバータ Varispeed F7(生産中止機種)
【こんなに粉々になる?】インバータの状態
ご相談をいただいた際、弊社作業担当者は口をあんぐり開けてびっくり!
プラスチックが割れちゃって…と表現するにしてもあまりにひどい状態でした。
生産中止機種でもご安心ください。
今回ご依頼いただいたVarispeed F7は生産中止機種、代替機はGA700という製品になっているようです。
それぞれについての製造メーカー(安川電機様)リンクはこちらです。
https://www.e-mechatronics.com/product/inverter/f7
https://www.e-mechatronics.com/product/inverter/ga700/
インバータを3Dスキャンをするために、復元、形状および欠損の確認
まずはテープを使用して組み立てました。パズルのようにつなぎ合わせるも、足りない部分が多く苦戦しました。
別角度です。手前にビスが確認できるように、この面に基盤がビス留めされるようです。
裏面です。>ABS<という記載がちょうど残っていました(素材がわかってラッキー!)
アップで見てみましょう。大穴があるだけでなく、小さい欠損が複数あることがわかります。
角はほとんど残っていないことから、このパーツの相手側や基盤の形状などからデータ設計する必要があります。
インバータのデータ取得と設計
パーツ本体がバラバラになってしまっていたため、スキャンでの3Dデータ取得は正確でない可能性が高いと判断しました。測定して設計、製作となります。
3Dプリント出力、基盤や相手パーツとの位置合わせ
作成したデータをもとに出力したケースです。相手パーツおよび基盤が取り付くためビス穴位置などの精度が求められました。
インバータの組み付け・位置合わせ
基盤をとりつけ、
その上からカバーが取りつきます。
手前にもう一つの基盤がつきました
カバーをつけるとこうなります。
それがさらにこの大きなインバータの中に入ります。
その上にさらにカバーがついて
このカバーにはコントローラがとりつきます。
本体はこんなに大きなインバータでした。
自動車部品以外のインバータは初めての出会いでした。
一般産業機械や民生機械に適用されているようです。
様々な業種、ジャンルの部品についてお問い合わせが増えています。
ご依頼は車のプロじゃなくても大丈夫
丸イへご依頼いただく作業の1/3ほどは一般ユーザー様です。
また、ユーザー様のご紹介で入庫先の工場からご依頼いただくことも増えてきました。
他にも輸送中の思わぬ破損、輸送事故など運送・輸送業者様からもお問い合わせいただいております。
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